この本が、世界に存在することに。 [本・映画]
角田光代さんの短編集。出勤の湘南新宿ラインの30分間で一気に読み終えてしまいました。
そして帰りの電車の中で2度目の読了。
読み易く、スッと入れるのは「本」を巡る物語だからでしょうか?
「旅する本」の異国の不思議な雰囲気と「さがしもの」が好きでした。
中学生の主人公が祖母に頼まれた本を探し回る「さがしもの」では、主人公が社会人になって、本屋に勤めるところで、なんだかいい気分になってしまいました。
こういうふうに短編集を読むと、自分の好みが改めて分かるなぁ、という気がします。
彼女の別の作品は1つしか読んでいませんが、ずい分雰囲気が違うなぁと感じました。