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チューリップまつり。 [紀行]

4月16(日)。曇りのち晴れ。
叔母の住む羽村町というのが東京都に属し、都心から日帰りで遊びに行ける場所だ、と知ったのは大人になってからのことで、何時間も電車に乗り、川が流れ、つり橋を渡って行く叔母の家は、当時の私にとって、はるか遠い田舎だった。
(江國香織著「すいかの匂い」より)

なんていうふうに描かれている羽村町(現羽村市)ですが、この描写はかなり昔の風景だろうなぁ、と思います。今はそんなことはありません。すっかりサクラの散った多摩川沿いの土手で、お弁当を広げてピクニックです。母や妹(と生後半年の甥)、母の友人、伯父、叔母たちと一緒に。

やはり伯母さんたちの作ったお弁当にはかないません。重箱に入っているところもいいです。初物のワラビのおひたしや、じゃがいもの煮っころがし、赤飯、ツクシの炒め等々...
じゃがいもは奥多摩の名産。石の多い山の斜面の畑は水はけが良く、じゃがいもを育てるのに適しているとか。
皮付きのまま1度茹でた後、皮をむいて、もう1度味をつけて煮たといいます。

ツクシはさっと茹でた後、一晩水につけたものを油で炒めたとか。ものすごくうまい!
う~ん、勉強になるなぁ。
と言っても、ただ飲みに行っただけではありません。開催中のチューリップまつりに行ったのでした。川へ下る坂からのながめは色あざやか。

スタンダードな形で、色は基本(?)の赤、白、黄色。大混雑というほど人も多くなく
(天気予報が雨だったせいか?)、のんびりながめられました。


小さくおまけ。
帰り道、民家の裏庭の竹林にて。
ちょこんとタケノコが頭を出していました。


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